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第1講 ライブドアvsフジテレビ?
最近、話題のこの対決。でも、一体何をしてるんでしょう?

はい、ちゃんと調べましたよ!
細かいとこはかなーり端折ってあるんで、知識人の方からお叱り受けるかも・・

まず、発端は2月8日に、ライブドアがニッポン放送(これはラジオ局ね)の株をたくさん買ったらしいんですよ。それで、ニッポン放送の35%の株を取得したらしいです。株の仕組みが分からない人は、ニッポン放送の中での、ライブドアの勢力が35%になったと思えばいいです!

で、勢力が35%もあるとなると、かなり強いんですよ。もうボブサップ(過去の人!?)なんて、札束でビンタされてそっこーノックアウトですよ。

だいたい、1/3の勢力でいろんな決定に拒否できるんです。ちなみに、50%の勢力だと、もう多数決した時とかは勝っちゃうじゃないですか。経営権を握っちゃうんです。

それで、同じ金額だけ株を買うなら、ちょこちょこ買うより一気に買った方が、費用が安くすむんですよ。だけど証券取引法では、1/3超の株を取得する時は、原則として目的、価格、買う予定の株数、期間などを新聞公告などで公示するTOBを使うことを義務付けているんです。

ここでまた変な単語が出てきましたね(笑
TOBってゆうのは、俺もよく分かりませんでした。
はい、もちろん調べましたんで大丈夫ですよ!

TOBってのは、「take over bit」の事らしいです。
日本語にすると「ほんの少し上回った受け取り」ってなります。なんじゃこりゃ?
まぁ、続きを読んでみましょう。
新聞広告などで、「私はみなさんの持ってるニッポン放送の株を、買いますよーっ!」って表明する事みたいです。なるほど。
「私はみなさんの持ってる株を(その価値よりほんの少し高い値段で)買いますよーっ!」
って事を言ってるのですね。

そんな感じで、普通はTOBするところを、ライブドアはしなかった訳ですね。
もうこっそり一気に買っちゃえー!みたいな勢いで。

でもこれはあんまり公平なやり方じゃないみたいで、それにフジテレビがマジギレっていう構図ですね。
ニッポン放送の株を買って、フジテレビの反感を買った訳です。上手い事言うなー、俺。

えっと、フジテレビとニッポン放送の関係はというと、両方ともフジサンケイグループの企業であって、お互いに仲が良い感じなんです。それで、色々あったらしく、フジテレビはニッポン放送の株50%が欲しくて、TOBしてたらしいんです。

だけど、「みなさんから5950円で買いますよーっ!」って新聞広告で言っても、ライブドアがそこらへんで6000円で買ってたら、みんなライブドアに売るじゃないですか。そしたら、フジテレビに売ってくれる人がいなくなって、50%の勢力もゲット出来なくなっちゃう。
あー困った困った。
そんな感じでライブドアは、着々と勢力を伸ばしていきますよ。

この後、フジテレビはTOBの目標株数を25%に引き下げるそうですが、その話は今回は飛ばしちゃいます。

それで、フジテレビの「平成教育2005予備校」(ホリエモンレギュラー出演)の放送休止(笑

一方、ニッポン放送は、フジテレビに対して「新株予約権」ってのを発行するんです。

また出ましたね~、何やら専門用語的な感じですね。でもこれは大学の授業でやりましたんでわかりますよ!
つまり、この世に100のニッポン放送株があるとしたら、ライブドアはこの時点で40%超の勢力があるんですけど、ニッポン放送が、さらに100株発行したら、この世にニッポン放送株は200になるじゃないですか。そしたら、ライブドアの勢力は半分の20%になりますよね?で、「新しく発行する100の株を、予約していいですよフジテレビさん」っていうのが、「新株予約権の発行」ですね。お分かりでしょうか?

それで、ライブドアが「それは反則だろゴルァ!!」
って文句言ってる訳ですね。あー怖い。実際に、裁判所に訴えましたね。

そんな感じで、今に至ってるのかな?
あんまり鵜呑みにしない方がいいかも・・(最初からこれかよorz
by satoc_555 | 2005-03-07 17:10
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